【読書記録】アタシは他人に愛されなくとも生きてることを許されたい。
こんにちは。青猫です。
タイトルの台詞、良い言葉ですよね。このまま部屋に飾りたいくらいです。
さて、今回ご紹介する本はこちらです!
「愛されなくても別に」著:武田綾乃
私にとっては武田綾乃さんデビューの一作です。
武田綾乃さんといえば、「響け!ユーフォニアム」シリーズで有名な作家さんですよね。私もあのアニメは少しだけ見たことがあるのですが、予想外にひりひりした『本物』を感じて尻込みしてしまい、よく見れていません……。
なんというか、読み手の感情をごちゃまぜにするのが得意な先生だなあという印象でした。
こちらの本はツイッターで話題になっていたので読みました。簡単にあらすじをご説明すると、『実家暮らしなのに月八万円を家に入れている私と浪費癖のひどい母親。緩やかに不幸が続く日常に突如として現れた、金髪の同級生。しかし彼女には悪い噂が流れていて……』といったところでしょうか。
とにかく私が不幸なのですが、金髪の同級生・江水はその上を行く不幸っぷりです。
人生は『クソ』。それでも生きる彼女たちの物語は、ただただ力強く、神々しく感じました。大学生なので、ほんのり青春成分も感じられて、爽やか……とまではいかなくても、強炭酸みたいな味わいがします。
気になった方は読んで損はしないと思います。
それではまた次の記事でお会いしましょう。